子供に寄り添うって…
Cantabile ~きくやピアノ教室~
昨日の記事では、
「生徒さん一人一人に寄り添いながら、楽しくレッスンして帰ってもらいたい」
と書いたばかりなのに。
なかなか難しいです…
もちろん、その気持ちに変わりはありません。
レッスンから帰る時は、楽しかったー!
と言って皆んなに帰ってもらいたいです。
今日レッスンに来てくれたYちゃん。
いつものようにリズムを叩いて、うた(ソルフェージュ)をしていました。
でも声が小さく元気がなかったので、
「今日は元気がないね。どうしたの?」
と聞くと、
「歌うのがイヤ」
と言いました。
「そっか。でもね、歌が上手に歌えたらピアノも同じように上手に弾けるんだよ」
とすぐに私は言ってしまいました。
そこから、Yちゃんのスイッチが切れてしまい、しばらくピアノの椅子に座って下を向いて、とうとうピアノの前から離れて後ろで待って下さっているお母さんの所へ行ってしまいました。
「せっかくお家で練習して来たんだからピアノ聴かせて」
と言ってもお母さんに抱きついて、結局今日はピアノを触ることが出来ませんでした。
「歌うのがイヤ」
と正直に言ってくれたYちゃん。
なのに私は、「そっか」とは言ったけど、その後すぐに、「でもね…」でYちゃんの気持ちを受け入れてあげてなかったな、と反省しています。
「歌うのがイヤなんだね」と、一度ちゃんと気持ちを受け入れてあげれば良かった。
「じゃあ、今日は歌はどうする?やらない?
でも歌が上手に歌えたらピアノも上手に弾けるよ!1回だけ歌ってみる?」
みたいに上手に持っていけたら良かったのに。
子供に寄り添う、ってこういう事なのかな、と思いました。
子供だけではなく、人の気持ちに寄り添う事もきっと同じなんでしょうね。
気持ちをちゃんと受け止めてあげること。
Yちゃんはせっかく正直に話してくれたのに、本当にごめんね。
子供のわがままを何でも聞くわけではありませんが、子供の感じていること、考えていることをもっと大事にして一緒に考えていきたいと思いました。私もまだまだ!日々勉強です。
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