脱力

Cantabile ~きくやピアノ教室~

脱力とは、力を抜くこと。

では、ピアノでの脱力とは…

全ての力を抜いてしまうと、当然ながら鍵盤を押すことさえ出来ません。

鍵盤を押さえる力、手の形を維持し、

あとは手首から腕、身体まではいらない力を抜くということです。


とても大事なのだけど、とても難しいのです。

レッスンでも、エンピツ1本で生徒の腕を下から持ち上げ、

私が支えてるエンピツが重いと、脱力が出来てる証拠。

でも、みんな途中で力が入ってしまってなかなか出来ません。


肘が外に出ていたり、肩がなんとなく上がっていたり。

その度に注意しながら続けていると、

ある日、フッと力が抜けていて、いい音が出てる

「○○ちゃん、この感じよ!」

っていうと本人も納得して頷いてくれます。

こうなると、シメシメ

ハノンもツェルニーも、ピンとした音で指もよく動くようになります。

最近も2人の生徒が、「いい音」になってくれました

本当に嬉しい限りです。

曲を素敵に弾くには、リズム感、感じ方など、まだまだ大事な要素はあるのだけど、

まずはそこ(の基礎)があって、曲想も付けれるようになると思っています。

みんなにこの感覚をわかってもらえるよう試行錯誤しながら頑張ります

~Cantabile~きくやピアノ教室

2000年より東広島市高屋町にて ピアノ教室をしています。 歌うように心を込めてピアノを弾いてほしい。 そんな願いを込めて、Cantabile(カンタービレ) という教室名にしました。 ピアノが皆さんの 一生のお友達となりますように… レッスンでは世界3大ピアノメーカーであるベヒシュタインと、 カワイグランドピアノを使用しています。

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