貴重なサロンコンサート
Cantabile ~きくやピアノ教室~
土曜日、ベンジャミン・フリスさんの ピアノリサイタルに行って来ました。
お世話になっている調律師さんが2月末で工房を移転されるので、そちらの素敵な工房での記念コンサートでした。
ベンジャミン・フリスさんはイギリスのピアニストで、ブゾーニ国際コンクール2位(1位なし)、ルービンシュタイン国際コンクール1位を受賞された素晴らしい実力をお持ちのピアニストでした。
最近は室内楽に特化されているため、何年もの間ロンドンでもリサイタルのオファーを断られているそうですが、被爆ピアノでの演奏、そして平和都市広島で、という事で実現したとても貴重なリサイタルだったようです。
プログラムも多彩で、演奏会ではあまり聴く機会の少ないフィールド(ショパンがノクターンを書くきっかけになった作曲家)の夜想曲はとても繊細で綺麗な曲でした。
爆風でガラスが何枚も突き刺さったという被爆ピアノ、それを調律師さんが丁寧に手入れをされ蘇らせたピアノは、とても透明感のある音色で、本当に美しかったです。
そして、もう一台のピアノ。1898年製のベヒシュタイン。
イェルク・デームスさんが所有されていた歴史あるピアノです。
重厚感のある落ち着いた音色は、どこかヴァイオリンよりヴィオラを思わせるような燻し銀のような素晴らしい音でした。
アンコールでバッハを弾いて下さった時には、美しすぎて涙が出そうになってしまいました。
演奏家の方とこんなに近い距離で同じ空気、同じ感動を味わえたサロンコンサート。
とても温かい気持ちになれた、本当に幸せな1日でした。
そして広島が、海外の素晴らしいアーティストの方から特別な思いを持って頂いている事に誇りを感じました。
主催して下さった方々、本当にありがとうございました。
イェルク・デームスさんが所有していた
1898年製ベヒシュタイン・セミコン
リサイタル当日のベンジャミン・フリス氏による
ジョン・フィールドのノクターン2番♪
暖かな柔らかい陽射しがピアノと重なり、
忘れられない演奏です
そして、今日はもう一つ。
日本中が感動した日、
羽生結弦選手と宇野昌磨選手が
オリンピックで見事、金メダル、銀メダルを獲りましたね!
本当に感動的でした•*¨*•.¸¸♬︎
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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